教員採用試験スケジュール
出願から採用まで ※2023年 夏実施の試験日程の場合
※2023年 夏実施の試験日程の場合-
3月〜5月 教員採用試験の説明会、募集要項・出願書類の配布
ここから教員採用試験が始まります。募集要項、出願書類はいち早く入手しましょう。説明会では主に「求める教師像」や試験の概要などが発表されます。モチベーションアップのためにも積極的に参加しましょう。
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4月〜5月 出願
早いところでは3月中旬から出願が始まります。早めの準備を心掛けましょう。募集要項の発表や出願締め切りは昨年度の実績を見ておおよその見通しを立てておきたいところです。近年では電子申請が主流となっていますので、インターネットの扱いには慣れておきましょう。5月中旬までに締め切る自治体が多いようです。
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6月〜7月 1次試験
6〜7月はいよいよ1次試験の受験です。体調管理やスケジュール管理には万全の態勢で臨みましょう。主に教職・一般教養、専門教養といったマークシート式もしくは記述式での筆記試験が行われています。1次で論作文や面接を実施する自治体もあるので、募集要項などをしっかり確認する必要があります。
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7月〜8月 1次試験結果発表
1次試験終了と同時に2次試験への準備を始めましょう。1次試験の合格発表から間もなく2次試験が始まるので、2次を見据えた準備が大事です。なお、石川県は1次と2次の区別はありません。
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8月〜9月 2次試験(3次試験)
主に論作文、面接、模擬授業などによる選考が行われています。日程は自治体によってかなりバラバラで、8月上旬〜9月上旬頃。内容は人物評価に関する面接などが中心でありますが、筆記試験のある自治体もあります。大阪府では3次試験も実施されます。
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9月〜10月 最終合格発表
すべての自治体が10月末までには、最終合格者の発表を行います。これで名簿登載が決まります。ランク搭載の場合はそのランクも表記されます。
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1月〜3月 採用前研修
採用前に研修を実施する自治体もあります。
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10月上旬~翌3月下旬 採用内定
合格してから地区の教育委員会面接や学校長面接などを経て、赴任校が決まります。実際に採用が確定するのは10月上旬から3月下旬にかけてです。
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翌4月1日~ 教員として勤務
さあ、正式に教員としての第一歩を踏み出しましょう!
学習スケジュール(例)
月刊「教職課程」の定期購読開始
「どう勉強を進めてよいかわからない」という質問が多いのがこの時期。自らそれを考案するのではなく、教員採用試験対策雑誌月刊「教職課程」の購入、対策講座への参加、大学や教育委員会主催の説明会やガイダンスへの参加で情報を手に入れましょう。
出題傾向の把握
教職教養、一般教養、専門教養、論作文、面接などについては、過去問題集も発売されています。一般教養、専門教養で基礎学力に自信のない人は、この時点から取り組みたいところです。不可欠な資料は必ず揃えましょう。
学習指導要領は本文だけでなく解説書も刊行されています。必要に応じて買い揃えましょう。また、『生徒指導提要』も必ず入手しておきましょう。
志望自治体の昨年の募集要項を入手
受験したい自治体のホームページを見てみましょう。過去の募集要項やパンフレットが掲載されているハズです。中には実施問題が掲載されていることも。募集要項をみることで来年の出願に対して実感が芽生えてくるでしょう。
学校支援ボランティアに登録
ボランティアをしていない人はこれからでも遅くないので始めてみましょう。教員採用試験の出願書類にこの有無の記載が求められたり、面接で経験について聞かれることも多いので、仮に受験結果が同じ得点なら、この経験がある受験者が選ばれると考えてよいでしょう。
新聞購読
新聞購読は就職するための基本中の基本です。民間企業志望者はもちろん、教員志望者もぜひ読んでおきたいところ。
メリットは、一般教養の時事問題対策、教職教養の教育時事対策、さらには面接や論作文のネタとしても有効です。日本語力向上にも活用できます。
計画立案の見直し①
7月下旬に立てた計画を見直してみましょう。これまでの計画に無理はないか、無理があるようだったら、柔軟に計画を変更することも大事です。さらに、この時期にぜひ開始してほしいのは基礎学力のチェックとその補足です。
基礎学力の形成
一般教養と専門教養で試される基礎学力。高校受験用の問題集やセンター試験の練習問題など、受験する自治体の傾向にあったものを選び進めてみましょう。一般教養と小学校全科は浅く広く、中・高の専門教養は深く、がポイントです。
論作文対策スタート
「日本語だから大丈夫」とか「1次試験が終わってからで大丈夫」という考え方はきわめて危険です。最初の数行読めば、その受験者の合否がわかるという経験豊富な採点者に合格点をもらうためには、半年以上かけた入念な対策が不可欠でしょう。
また、論作文の試験が1次試験で実施される自治体もあるため、早めから対策する必要があります。教採のプロの講師指導のもと、自宅でコツコツと対策できる通信講座「論作文特訓講座」がオススメです。
論作文対策スタート
「話す」まえに「書く」ことで準備を開始しましょう。まずは、オーソドックスな質問である「志望理由」、「理想の教師像」、「自己PR」について、箇条書きで書き出すことからスタート。次にそれを文章に発展させてみましょう。
1次試験で面接を実施する自治体もあるため、過去問題やプロの講師による添削指導付きの通信講座「面接攻略講座」で、早期に面接対策を始めることもオススメです。
計画立案の見直し②
新年の始まりですね。夏の試験に向けて気分新たに頑張りましょう。さて、夏から始めた新聞講読、ボランティア参加、基礎学力向上、面接と論作文の基礎練習の進み具合はどうでしょうか? もう一度、1次試験の6月〜7月から逆算して計画を調整してみましょう。
学習指導要領を読み込もう
専門教養と教職教養では学習指導要領の規定が出題されます。専門では各教科の指導上の規定が、教職教養では総則からの出題が多く見受けられます。この辺りをじっくり時間をかけて読み進めてみましょう。移動時間などを使って効率的に取り組むことも忘れずに。
教職教養の学習スタート
教職教養は秋から始めてもよいですが、ここでは基礎学力と論作文・面接を優先したプランをご紹介します。暗記が多い教職教養から始めると、学習が続かないからです。まずは、教職教養を構成する教育原理、教育法規、教育時事、学習指導要領、教育心理、教育史の傾向を把握しましょう。
どこから学習を始めたら良いか悩んでいる方は、協同出版の「公開講座」を活用して効率の良い学習をスタートさせましょう!
出願対策
この頃に出願することをイメージしましょう。出願は事実を記入する簡単なものから自己PRを作文するものまでさまざまです。また、併願する自治体についてはあまり凝らずにさっと検討し出願しておくとよいでしょう。
教職教養の強化
教育時事や学習指導要領の学習が進むと、過去問での得点率も上がるハズです。また、論作文や面接で教職教養から活用できることが多いことに気付くでしょう。この時期は教職教養を歴史や心理、生徒指導など教育原理にも範囲を広げて学習を進めていきましょう。
専門教養の完成
専門教養はそろそろ完成を目指したいところです。特に、基礎学力に関する領域は完成させ、学習指導要領の内容については完成に向けて緻密に読み込んでいきましょう。専門教養はできれば5月中に完成をさせておくとよいでしょう。
一般教養と教職教養の完成
一般教養と教職教養にめどをつけたいところです。万が一、一般教養の準備がこの時期までに整わないことが予想できれば、4月段階で一般教養のない自治体の併願も視野に入れておきましょう。